頭痛・片頭痛の治療について
頭痛は日常生活への支障が出やすく、慢性化しやすい疾患の一つとされています。昔から頭痛持ちで、いつも痛み止めの薬を飲まないと辛いことはありませんか?医療機関でMRIやCTなど色々検査したけど特に原因が分からなかった、マッサージや電気治療をしたが改善しなかったという方も多いと思います。
- 日常的によく頭痛を感じる
- 季節の変わり目や天気が悪いと頭痛が出やすい
- 頭痛薬がなかなか手放せない
- 慢性的な首肩こりがある
- 頬杖を突くことがある
- 目が疲れたと感じることが多い
- 仕事や勉強で同じ姿勢が長時間続く
- 他人に姿勢を指摘されたことがある
頭痛は原因を特定しつつ、お身体の体質に合わせて治療することで劇的に改善することができます。今まで薬やマッサージでその場を凌いできた方には、ぜひお読みいただきたい内容となっております。
4タイプの頭痛について
頭痛には以下のような4つの種類があります。その種類によっては、原因が大きく変わってきますので、まず自分がどのタイプの頭痛が割合として多いのかを確認してみましょう!
① 筋緊張性頭痛
頭痛の中で最も多くの割合を占めており、全体の7〜8割は筋緊張性頭痛といわれています。後頭部から頭全体が締め付けられるような痛みや、鋭い痛みというより重い痛みが起きることが多いです。原因としては首や肩こりなどによって筋肉が緊張し血流状態が悪くなることで起こります。他にも精神的なストレスも要因としてあげられます。
② 片頭痛(偏頭痛)
痛みの特徴としては、頭の片側または一部分にドクドクと脈打つような(脈拍性の)痛みが起こることが多いです。ただ痛みの感じ方は人それぞれ異なりますので、両側や全体に感じる方もいます。原因としては、何らかの理由で脳の血管が急激に拡張することで脈拍性の頭痛が起きます。ストレスによって自律神経が乱れることによっておこる方が多いですが、寝不足·ホルモン変動·空腹·光や音の強い刺激·過度なアルコール摂取なども誘因とされています。
③ 群発性頭痛
一般的には数少ない頭痛ですが、20~40代男性に多いとされています。年に1~2回群発期という頭痛が起きる時期がきて、群発期には1日に1~3時間程度片目の奥をえぐられるような激しい頭痛が数か月にわたって続くことが多いです。原因メカニズムには未だに解明されていない部分が多いですが、血管性の頭痛であるという説が有力とされているので、同じような痛みを感じた方はアルコールの摂取やサウナや激しい運動など血流の循環の良くなることを避け、病院の受診をお勧めします。
④ 後頭神経痛
近年で増加傾向にある「第4の頭痛」とメディアでも取り扱われている症状です。主にテレワークやスマホの普及による後頭部の筋肉の過緊張と言われております。inicioでも後頭神経痛が原因で、吐き気やめまい症状が併発しているケースが多いと感じます。
inicioで考える頭痛の原因とは?
東洋医学では、頭痛は気血の流れが滞ることで症状が起こると考えてます。
血行不良による頭痛
風邪やウイルスによる発熱や寒い時期の冷えからくる寒邪・風邪によって、身体の緊張が持続することで気血の流れが悪くなり、気血の流れが詰まることで頭痛を生じます。
ストレスや身体の疲労による頭痛
東洋医学で肝は怒りの感情(イライラなど)と関連があります。不規則な生活や過度なストレスにより身体に熱がこもり、頭のテッペンに熱が集まることで頭痛が出ます。これを肝火上炎といいます。この熱を発散し、ストレスによる興奮を落ち着かせることで頭痛を改善していきます。
頭痛を改善するポイント
頭の周辺は多くの経絡が集まっており、様々なエネルギーが交差する場所です。頭痛を感じる場所によって原因が異なるため、全身の状態を診て鍼灸と整体を組み合わせて頭痛を改善します。
頭痛は首肩周辺の筋肉の硬さだけでなく、内臓や姿勢の影響ストレスによるの疲労が原因で頭痛を引き起こしている可能性があります。しっかりと原因を見極めることが一番の頭痛を改善するポイントとなります。